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東本郷レインボーズ000000
DMファイターズ0511×7
好投手相手になすすべなし。
こういう試合展開にしないためには
どうするべきかを
個々が考える時が来ている。

対DMファイターズ戦

0-7 コールド負け

 

午前中の敗戦が完全に残ったまま試合に入る。

それはシートノックを見れば明らかだった。

 

声も出ない、エラーを繰り返す…

 

試合開始前から勝敗は見えてしまった。

 

ノックをしていると伝わってくる。

これは今に始まった訳ではないがノックとは選手との会話なのだ。

 

エラーをしてもすぐに球を拾いに行く。

エラーしたら周りが声を出してどんどんもらいに行く。

 

選手に向かって打つ打球は漠然と行っている訳ではない。

 

こういうゴロが来たときにこうやって捕る、という予習が少しでもできるよう、短い時間の中で捕りやすい球を打つ。

 

捕りやすい球でもいい加減に取りに行くと大概は捕球できない。

 

つまりは「雑」。

 

プロの選手は簡単にさばくが、「基本」を身に付けた上での事。

 

基本を無視して楽を覚えたら…

 

壁当てというトレーニングがある。

壁に向かってボールをひたすら投げる。

投げた球がいい加減だとボールも自分の方に返って来ない。

それを繰り返すうちに球を放すポイントが身に付く。

球を放すポイントがわかるとボールの跳ね返り方をコントロール出来、ショートバウンドの練習も出来る。

逆シングルキャッチも出来る。

スナップスローの練習も出来る…

 

小学生低学年から壁当てをやっている子供はたいていグローブの使い方が自ずと分かっている。

 

投げ方は指導をしないと難しいかもしれないが、ボールを怖がらないのだ。

 

早い打球は怖い事もあろうが、それを乗り越えるだけの基本練習をしているならば、いつか捕れる時がある。

 

基本を繰り返す事が応用の早道なのだ。

 

<試合の経過>

打線は1回から4回まで三人で攻撃を終える。

制球のいい好投手を打ち崩すような雰囲気はなかった。

何か気持ちの糸がプツッと切れてしまったような。

立ち向かう気持ちを取り戻すことさえできていたなら……

 

ディフェンスでは、

先発ゆうきが打たせてとっていた初回はまあまあ。

センターとショートの間のフライを、大きな声を出し合わずに落球するなど守備の乱れもあったが、初回は切り抜けた。

 

しかし、2回。

甘く入ったボールが打たれる。

 

打たれるのはしょうがない。

問題は、バント処理などで、自分のフィールディングを怠ったところだ。

 

バント処理さえしていれば、アウトカウントは増えていくので、

うまくいけば1失点程度で収まったかもしれない。

 

人任せ、運任せ。

自分で何とかしてやろうという気持ちを見せて欲しかった。

この回5失点。

 

3回からはりょうがマウンドへ。

打たせてとるピッチングで1失点するが、

ライトしょうやがライトフライを好捕!

飛び出していたセカンドランナーを刺して、ダブルプレー!

 

打たれても、

みんなの集中力があれば、

いいプレーが出てきて、

粘って

我慢して

頑張り抜いていたら、

 

チャンスはきっと巡ってくるものなんだよ。

 

この日、攻撃面でよかったと思うプレー。

 

きょうせいの打席。

セーフティーの構えをして猛ダッシュする三塁手。

相手三塁手の動きがいいと見るや、

 

投手、一塁手、二塁手の間に狙いを変えて、見事成功。

 

考える野球をみんなが実践していくと

強敵でもじわじわ苦しめることができるんだよ。

 

無念のコールド負けだが、

もう一度仕切り直しだ。

 

みんなが辛い気持ちだ。

それでいいと思ったらそれまでだ。

 

強くなるために、

先に述べたように、できることから基本を鍛えて、

どんな劣勢でも諦めない気持ちと

勝つためのセオリーを身につけよう。

 

何よりも、今日みたいな負け方は絶対したくない!