1 | 2 | 3 | 4 | 5 | TOTAL | |
---|---|---|---|---|---|---|
東本郷レインボーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
DMファイターズ | 0 | 5 | 1 | 1 | × | 7 |
対DMファイターズ戦
0-7 コールド負け
午前中の敗戦が完全に残ったまま試合に入る。
それはシートノックを見れば明らかだった。
声も出ない、エラーを繰り返す…
試合開始前から勝敗は見えてしまった。
ノックをしていると伝わってくる。
これは今に始まった訳ではないがノックとは選手との会話なのだ。
エラーをしてもすぐに球を拾いに行く。
エラーしたら周りが声を出してどんどんもらいに行く。
選手に向かって打つ打球は漠然と行っている訳ではない。
こういうゴロが来たときにこうやって捕る、という予習が少しでもできるよう、短い時間の中で捕りやすい球を打つ。
捕りやすい球でもいい加減に取りに行くと大概は捕球できない。
つまりは「雑」。
プロの選手は簡単にさばくが、「基本」を身に付けた上での事。
基本を無視して楽を覚えたら…
壁当てというトレーニングがある。
壁に向かってボールをひたすら投げる。
投げた球がいい加減だとボールも自分の方に返って来ない。
それを繰り返すうちに球を放すポイントが身に付く。
球を放すポイントがわかるとボールの跳ね返り方をコントロール出来、ショートバウンドの練習も出来る。
逆シングルキャッチも出来る。
スナップスローの練習も出来る…
小学生低学年から壁当てをやっている子供はたいていグローブの使い方が自ずと分かっている。
投げ方は指導をしないと難しいかもしれないが、ボールを怖がらないのだ。
早い打球は怖い事もあろうが、それを乗り越えるだけの基本練習をしているならば、いつか捕れる時がある。
基本を繰り返す事が応用の早道なのだ。
<試合の経過>
打線は1回から4回まで三人で攻撃を終える。
制球のいい好投手を打ち崩すような雰囲気はなかった。
何か気持ちの糸がプツッと切れてしまったような。
立ち向かう気持ちを取り戻すことさえできていたなら……
ディフェンスでは、
先発ゆうきが打たせてとっていた初回はまあまあ。
センターとショートの間のフライを、大きな声を出し合わずに落球するなど守備の乱れもあったが、初回は切り抜けた。
しかし、2回。
甘く入ったボールが打たれる。
打たれるのはしょうがない。
問題は、バント処理などで、自分のフィールディングを怠ったところだ。
バント処理さえしていれば、アウトカウントは増えていくので、
うまくいけば1失点程度で収まったかもしれない。
人任せ、運任せ。
自分で何とかしてやろうという気持ちを見せて欲しかった。
この回5失点。
3回からはりょうがマウンドへ。
打たせてとるピッチングで1失点するが、
ライトしょうやがライトフライを好捕!
飛び出していたセカンドランナーを刺して、ダブルプレー!
打たれても、
みんなの集中力があれば、
いいプレーが出てきて、
粘って
我慢して
頑張り抜いていたら、
チャンスはきっと巡ってくるものなんだよ。
この日、攻撃面でよかったと思うプレー。
きょうせいの打席。
セーフティーの構えをして猛ダッシュする三塁手。
相手三塁手の動きがいいと見るや、
投手、一塁手、二塁手の間に狙いを変えて、見事成功。
考える野球をみんなが実践していくと
強敵でもじわじわ苦しめることができるんだよ。
無念のコールド負けだが、
もう一度仕切り直しだ。
みんなが辛い気持ちだ。
それでいいと思ったらそれまでだ。
強くなるために、
先に述べたように、できることから基本を鍛えて、
どんな劣勢でも諦めない気持ちと
勝つためのセオリーを身につけよう。
何よりも、今日みたいな負け方は絶対したくない!