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東本郷レインボーズ322021010
竹山レッドソックス20014311
まさかの大逆転敗北。
劣勢になったり、少し気落ちしたら這い上がれないなら大事な試合では勝てないよ。「ここぞ」というときに、みんなで歯を食いしばり、気合を入れ合うようにしていこう!

1回戦 竹山レッドソックス戦

10-10 特別延長 0-1 敗戦

 

いよいよ始まる本部大会。

初戦の相手チームは同じ緑区の強豪竹山レッドさん。

現6年生は昨年からAチームとして活動してきている分、完成度が高く、厳しい戦いを強いられるはずだ。

 

初回先攻のレインボーズ。

先頭打者しゅうたはレフト前ヒット、その後盗塁を決めて2番りょうがサード寄りのバントで相手守備が処理出来ずランナー1.3塁。

 

3番けんたろうとチャンスが続く。

強振した打球はセカンドほぼ正面ながらも打球が強い為強襲のヒットとなり、

2点を先制。

 

さらにまつのショート正面のゴロがエラーとなり3点を先制する。

 

裏の回。

先発まつはマウンドの状態が気になるのか、常に足下を気にしている。

落ち着きの無さが結果として得点を与えてしまう。

 

1回終了で3-2と1点のリード。

 

しかし、相手先発投手もリズムがつかめず2回表も、まつの中前タイムリーで2点を奪い点差を広げて5-2。

 

3回表しょうたが出塁、しゅうたが続き、りょうが四球を選び、

3番けんたろうがライトオーバーの二塁打で2点追加。

 

7-3の4回表レインボーズの攻撃は5番から。

相手投手の遅い球に釣られて強振を繰り返し、終わってみれば3者凡退。

このリズムが相手打線に火を付ける。

 

5回の攻撃時にアクシデントが起きる。

振ったバットが相手捕手の手に当たり怪我をしてしまう。

一旦試合再開したが、痛みが再度発生して急遽捕手と投手を交代する事になってしまった。相手チームからすれば苦しい場面だが、この時の「間」が勝敗を左右する事になる。

 

しゅうたのタイムリーで2点を加えるが……

 

 

先発まつはここまで50球程度の球数。良くは無いが悪くはなかった。

しかし、5回裏は別人の様で制球が安定せず、フォアボールを重ねると内野守備陣のエラー、適時打を浴びてこの回だけで4失点。この回40球も投じる事になってしまう。

 

5回終了時で9-7。

6回表に1点を奪い10-7とするものの、勢いは完全に絶たれた状況。

 

疲労のたまるまつへ怒涛の攻撃。

勢いを失った選手にそれを跳ね返す気持ちはすでになかった。

 

2点を返され1点差となり、最終回にもランナーをためてしまい1アウト2.3塁。

一打サヨナラの場面でサード正面のゴロ!

 

三塁走者はゴロゴー!

 

スタートを切っている。

 

サードが送球した先はファースト。

 

確かにアウトを一つ取れた。

が、何故内野守備が前進シフトを引いているのか?

 

それはホームに走者を返さないためだ。

 

つまり1点も与えないシフトをしいているにも関わらず、ノールックでファーストアウトを選んでいる。

 

周りの野手もホーム!との声も無い。

 

キャッチャーすら呼んでいない。

 

同点となって迎えた特別延長でもスクイズを試みるが、絶対に決めなければならない状況下では気持ちが無ければ成功する訳もなく、あっさり失敗。

 

結果は無得点。

 

この試合のポイントは先にも触れた相手選手の怪我による「間」があったことと、もう一つ。

 

相手投手交代後の2イニング目。

 

先頭打者しゅうたはこの日4本目のヒットで出塁、すかさず盗塁する。

 

この攻撃の時2番りょうと絶好の場面。

 

しかもこの回得点すればコールドゲームに出来る。

 

確実にランナーをためたいが…

 

りょうの今日のバッティングはタイミングが早い為、手先でこねる様な事が多かった。この打席でもファールを打ったときも同じでどうしても押っつけのバッティングが形にならない。

 

とにかく転がしてくれとツーストライクからエンドランを試みたが、ショートフライでゲッツー。

 

ノーアウト2塁がツーアウトランナー無し。

 

この二つがポイントだったと思う。

 

絶対的なエースを球数50球で見極める勇気も必要だったかもしれない。

 

しかし、その後の投手起用で流れが取り戻せたかはわからない事だ。

 

苦しい時ほど真価が問われる。

 

この先の夏に向けて改めて考えさせられる試合になった。