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東本郷レインボーズ11
横浜ホエールズ77
投手が試合を作る。両投手の明暗を分けたもの。

今回は、投手のリズムについて。

相手先発投手は、ストライクを取ることに苦労しない。それどころか一段上の投球術を持っている。

 

捕手がサインを出し、アウトコース、インコースにしっかり構える。そして投手は自信を持ってそこに投げ込む。ボール一個分の制球をする。審判からすると、一度ボールとコールした場所にボール半個分中に入れてくる。また、アウトコースの厳しいところに投げ込むため、打者が外を狙いにいくと、インコースの膝元に見事に制球されている。バッテリーはこの制球力を駆使して内野ゴロの山を築く。R軍の投手陣よ、このレベルを目指してほしい。

 

対する未完の大器こうよう。非常に対照的であった。セットポジションから投げ込み、球威はまあまあなのだが、投げた瞬間にそれとわかるボール球が多く、カウントを悪くして、ストライクを取りにいくボールが真ん中に集まる。そして痛打を浴びる。さすがに、いかな荒れ球であろうと、バッティングカウントを簡単に献上して打ち頃の高さとコースに来ては打者も楽であったろう。また、ワインドアップから投げるボールはフォームのバランスが悪く、一球一球のボールが安定感を欠いた。シュート回転であったり、スライダー気味にきたり、これはいずれもリリースの瞬間の指のかかりが正常でないことを示している。肩の開きが早いことと、身体の沈み込みが原因の一つである。そして体重移動や踏み出し足からの軸の形成までができていない。これはつまり身体の回転運動と躍動感を生み出していないということになる。こうようは投げ込んで作っていくタイプだと思うので、なるべくAoに声を掛けて、投げ込む練習をして方が良いのだと思う。ただし、だらだら長くやっても意味はないので、集中して30〜40球程度、隔日でやってみてはいかがであろう。

 

打線についても少し。

 

今日のような好投手の攻略は大変難しい。しかし、みんなで徐々に追い込むことはできる。

球数を投げさせる。セーフティの構えをする。揺さぶりをかけて徐々にペースをつかもう。

甘い球が来るまでは追い込まれるまで待とう。